たまのおいとま

めぐりあわせのおかげで海外でしばしおいとまいただくことになった会社員の冒険と発見と悟り

2022-01-01から1年間の記事一覧

ゆっくり急ぐ ③

試しにウィキペディアで見てみると、「「良い結果により早く至るためにはゆっくり行くのが良い」、または「歩みが遅すぎても求める結果は得られない」を同時に意味する」と書いてありました。 結局どっちが正しいというのではなくて、どっちも正しい、という…

ゆっくり急ぐ ②

これを読んで、あれ、こんな話だったっけ、とちょっと意外に思いました。 どうやら、この「ゆっくり急ぐ」はちょっとトリッキーな言葉のようです。 例えば東洋経済オンラインで出口治明さんが書いている「児童書「モモ」はデキる大人の心にこそ刺さる」とい…

ゆっくり急ぐ ①

最近ツイッターで面白い投稿を見つけました。 うつ病は、とにかくいろいろなことに焦りすぎる病だ、というのです。 なるほど、言い得て妙だと思いました。 実際、たぶん診断を受けていないだけで、私はもう何回か、うつ病になったことがあると思っています。…

逆境を前向きに考える方法 ⑧

まとめると、私の思う、逆境を前向きに考える方法はこんな感じです。 ・逆境を、逆境とは思わずに、単なる縛り条件と考えること ・その条件自体を変えようともがき嘆くのではなく、自分がその条件があってもなくても変わらずやりたいと願うことを見つけるこ…

逆境を前向きに考える方法 ⑦

その様子を見ていて、私はそれまで、0か100で考えすぎていたかもしれないと思いました。 目の前が真っ暗になるような厳しい条件だったとしても、それは今まで好きだったまさにそのことだけを心に描いているからそう思っているだけで、その厳しい条件をかいく…

逆境を前向きに考える方法 ⑥

その人にとって何が楽しみかということが目標になります。 それによっても難易度は変わりますが、例えば私の場合、人と会って話すのが好きでしたから、そこで得ていたのと同じくらいの喜びを得ることを目標にするとします。 そうすると、例えばまずはオンラ…

逆境を前向きに考える方法 ⑤

子供の遊び方に似ているかもしれません。 小さい頃、ブランコや砂場、シーソーなど決まりきった遊具しかない公園が、ちょっとした木陰とか、隠れられそうな斜面とか、そういうものがあるだけで無限に楽しみ方が広がったように、結局は何を持っているかではな…

逆境を前向きに考える方法 ④

もうあまりにそのゲームの世界観が好きすぎた場合、何度も何度もそうやってボスを倒す普通の遊び方はやり尽くしていて、物足りなくなってくるのです。 結果、どうするかというと、武器や装備を最低レベルくらいに弱くして経験値だけでモンスターを倒す、とか…

逆境を前向きに考える方法 ③

今思えば、授業中に高速でWhatsAppが飛び交うので、中国語で授業を受けながら、英語でチャットに返事する(&笑いを取ることを狙う)という謎のスキルは身についたかもしれない・・・前向きに考えれば・・・(いったい今後の人生の何に役立つのか分かんない…

逆境を前向きに考える方法 ②

あと、これはそもそもの英語能力のせいもかなりあるでしょうが、単語の意味は全部分かるのに、文章の意味が分からない、ということがよくありました。 チャットですから、当たり前の部分は省略されていたりして、補って読まないといけないこともあります。 …

逆境を前向きに考える方法 ①

私たちが香港にいた期間を振り返ると、デモにコロナにと安定しない状況が続いて、結局最後まで誰一人日本から友達が来られないほどでした。 中国語の学校にしても、一学期目から既に、途中で大学での講義ができなくなり、緊急避難的に別の場所で授業をしたり…

香港の話 ―自然編― ③

もう一つ、香港に行くまであまり意識していなかった観光スポットがあります。それは島です。 ラマ島、坪洲島、長洲島などなど、フェリーで何十分かで行ける距離にたくさんの小さな島があります。 こうした島にはまた、ハイキングのコースが必ずと言っていい…

香港の話 ―自然編― ②

それを見るたびに私は、ああ、香港島って本当に、なんていうか、岩礁なんだな、と思っていました。 その大きな岩礁に人がへばりつくようにして住んでいる、そんなイメージでした。 香港ではほとんど地震が起きないのですが、その硬そうな岩盤を見ると、頼り…

香港の話 ―自然編― ①

海外に住んでいたことが疑われるくらい、香港の話をしていなかったので、たまにはそんな話題も良いかと、書いてみたいと思います。 そう言って書き始めた最初が「自然編」なんて、一番香港に似つかわしくない単語と驚かれた方もいるかもしれません。 でも私…

ドラマの話「カムカムエヴリバディ」④

語学の勉強も、楽しんでやろうとすると、ものすごーく学びがゆっくりになります。 毎日勉強するなんて無理で、気が向いたとき、時間があるときにしかできません。 でも、楽しまないと続かない。 楽しんでやれる範囲でやっていて、本当に身になるのか、そうや…

ドラマの話「カムカムエヴリバディ」③

物語の進みが早いから忘れそうになりますが、そして多分現実的ではない、そこはドラマだから御愛嬌という部分もあると思いますが、それでも、確かに何十年かの努力が実を結ぶこともあるし、小さな出会いの積み重ねが運命を変えることもある、それを思い出さ…

ドラマの話「カムカムエヴリバディ」②

これは上手く行くのか・・・!と最後まで思わせつつ、あ、ないんだな、となる展開が結構多くて、とはいえ、でもそれが人生なんだよなー、と思わせる絶妙な塩梅が良かったと思います。 錠一郎の、「それでも人生は続いていく」という言葉は重くて、深みがあり…

ドラマの話「カムカムエヴリバディ」①

いやあ、本当に良いドラマに出会えて幸せだった・・・朝ドラ「カムカムエヴリバディ」が大団円で幕を閉じました。 (今日もネタバレ含みます!) 私はもともとそんなに朝ドラを見る方ではなくて、前にハマったのはあまちゃん、それも年末スペシャル総集編、…

ボランティアの話 ⑫

ただ、私の現状は、まだほど遠いかなあという感じです。 毎日仕事が終わると消耗しているのを感じますし、少しでも意図しない残業をするとものすごく疲れます。 その意味で、ボランティアではあまり消耗せず、むしろ多めに何かをもらっているのかもしれない…

ボランティアの話 ⑪

人のため、と言いながら、実際は自分の自己満足のために働いているようなものでしたから、誰かに求められているものよりも、自分が求めているものを作ってしまっていたと思います。 それを評価されなくても当然と言えば当然です。 結局、人間なんてものは、…

ボランティアの話 ⑩

その結果、香港へ行く前会社で働いていた時、私は私の仕事を私物化していただけかもしれない、と思いました。 自分の満足のいくやり方で、自分の満足のいく時間をかけて、仕事をしていただけで、本当は別に直接私がやらなくてもいいから、時間内に6割の成果…

ボランティアの話 ⑨

そう言ってもらった後も、私はなかなか本当の意味ではそれを理解できていなかったし、実践することもできていなかったと思います。 その頃の部署の仕事が自分にとってそう思えるものだったから、というのも大きいですが、目の前にやりたいことがたくさんあっ…

ボランティアの話 ⑧

そうそう、あと最後に、最初に少し書いた、ボランティアをするときの心持ちについて話したいと思います。 誰かのためにという気持ちが本当に必要なのか、自分のためにやるのはボランティアじゃないのかという話です。 これは何も、ボランティアに限ったこと…

ボランティアの話 ⑦

そう考えると、お金という対価に見合う分だけだとしても、相手の役に立っているということ自体は実は変わっていないんだよなあと思いました。 そうこう考えているうちに、なんだ、自分が役に立っている実感を得られるかどうかは、結局自分の考え方次第なのか…

ボランティアの話 ⑥

家事と仕事だけだと、家事は外からの目がないので、ないがしろになりがちだし、やっていることの意義を感じにくいですが、ボランティアには外の世界との関わりがあり、良い意味での仕事と同等の緊張感が増えたことが大きかったのだと思います。 今ボランティ…

ボランティアの話 ⑤

この、本当の意味で人の話を聞く力は、実生活でもとても役に立つと思います。 家庭で自分の子供の話を聞くときもそうですし、会社で部下の話を聞くときもそうです。もしかすると上司の話を聞くときにも使えるかもしれません。 外国の方と話をするときも同じ…

ボランティアの話 ④

最近はそういうことを書いたビジネス書もたくさん出ているので、聞く力、とかそういうタイトルの本を読んだこともありました。でも、その時特段驚くようなことが書かれていなかったのですが、今回は違いました。 例えば、誰かが、資格試験に落ちた、と話した…

ボランティアの話 ③

短絡的な私は、これだ!と思い、本気でボランティアを探そうと思いました。 私はずっと自信のなさや、自分ならできるという気持ちの欠落に悩まされていましたし、いまいち今の生活に覇気がないのも、誰かの役に立っている実感がないからかもしれない、と思っ…

ボランティアの話 ②

そんな気持ちで仕事をしていると本当に、なんだか、今のために生きられないのって虚しいな、と思うようになってきました。 それで、在宅になって空いた時間を利用してできる副業を探すことにしました。 とはいえ、いきなり副業といっても、分かりやすいスキ…

ボランティアの話 ①

アメリカでは最近、Great Resignation(大離職時代)を迎えているらしいとニュースで見ました。 在宅で仕事をする人が増えて、自分の人生これでいいんだろうか、、と思った人が転職を始めているという話です。 その話を聞いて、すごく、その気持ち分かるなあ…