たまのおいとま

めぐりあわせのおかげで海外でしばしおいとまいただくことになった会社員の冒険と発見と悟り

逆境を前向きに考える方法 ⑥

その人にとって何が楽しみかということが目標になります。

それによっても難易度は変わりますが、例えば私の場合、人と会って話すのが好きでしたから、そこで得ていたのと同じくらいの喜びを得ることを目標にするとします。

 

そうすると、例えばまずはオンラインや電話で誰かと話をすることを考えます。

でも頻度や人数を減らせば対面で話すのもありかもしれない、食事はしないで、外をぷらぷら歩きながらマスクをつけて話すのでも、十分目的は達成されるかもしれない、いろいろ考えて試してみます。

 

日本に帰ってきた後も、コロナが早くなくなればいいのに、と思うことが多々ありましたが、結局いろいろ工夫しているうちに、今私は、海外の人と週に6回は話し、職場の同僚と週に1~2回はランチ会をして、ボランティアの仲間と週1回は会い、月1、2回は誰かと対面で食事をする、そういう日々を過ごしています。

 

確かに対面で人と会うことは減ってしまいましたが、もし仮にコロナがない状態で生活していたら、こんなにいろいろなことをしようとしなかったんじゃないかと思います。

何か制限があって工夫するからこそ、今までやったことのないことに挑戦するし、そのおかげで知らなかった好きなことを発見できるかもしれないのだと思います。

 

だとしたら、何かの制限を、機会の損失と思うのではなくて、むしろ新しいものに目を向ける機会、新しいものが楽しく感じられるようになる機会、と考えて良いのではないかと思います。

 

また別の例を考えてみると、師匠の場合は、たぶん、美味しいものを食べて、これまでやったことのない体験をする、というのが目標だった気がします。

 

そうすると、遊ぶ人の範囲を信頼できる人、好きなことが似ている人に限って、どちらかというと外を歩き回ることをメインにしたら、リスクを下げられる、とか、例えばそんなふうに考えることができます。

 

コロナでやっていないお店があったら、そんなことではくじけず、地元の雑誌を読んだり、良いホームページを見つけて取る情報の範囲を広げて探したりしていました。

むしろコロナだからこそできること、という視点で探したりもします。

                                                                                                                つづく