ゆっくり急ぐ ③
試しにウィキペディアで見てみると、「「良い結果により早く至るためにはゆっくり行くのが良い」、または「歩みが遅すぎても求める結果は得られない」を同時に意味する」と書いてありました。
結局どっちが正しいというのではなくて、どっちも正しい、というのが答えなのかもしれません。
何事も白黒つけたがるようなところがある私は、どっちも正解なのかもと思うと、途端に張り合いがなくなるような感じもしてしまいました。
でも今改めて考えると、それは結局、好きな時に好きな方を選べばよいということなのかもしれません。
この自分に都合のいい方を選ぶ、というみんな息をするように普通にやっていることが、苦手で仕方がないのですが、それは結局、自分を焦らせない、という結論につながれば何でも良い、ということなのだと思います。
緩急をつけた方が良いよ、という言葉に納得できるなら、それを受け入れられるくらいの状態だということだろうし、それではどことなく焦る気がするなら、それはまだ自分の状態に合っていないのだと思います。
そんな時は、いやいや、「ゆっくり急ぐ」という言葉には、もう一つ意味がある、自分のペースが一番速い、人は、進めるスピードでしか進めない、そう思えば良いのだと思います。
この言葉をきっかけに、白黒つけなくても落ち着けるしなやかな自分になれたらいいなと思います。
完