たまのおいとま

めぐりあわせのおかげで海外でしばしおいとまいただくことになった会社員の冒険と発見と悟り

ドラマの話「カムカムエヴリバディ」①

いやあ、本当に良いドラマに出会えて幸せだった・・・朝ドラ「カムカムエヴリバディ」が大団円で幕を閉じました。

(今日もネタバレ含みます!)

 

私はもともとそんなに朝ドラを見る方ではなくて、前にハマったのはあまちゃん、それも年末スペシャル総集編、みたいなのを見てやっと面白いことに気づいたようなくらいです。

あとは手芸の話!というのが気になって、「べっぴんさん」を見てたくらいでしょうか。

 

今回も別に全く見るつもりはなかったのですが、LINEでたまたま3世代の話を描くけれども、深津絵里ではなく、上白石萌音が初代、というのを見て、え、どういうこと!?3人集っちゃったらどうするのよ!?というのが気になって気になって見始めました。

 

そんな不純な動機で見始めたのですが、見事にハマってしまいまして、毎朝が楽しみでした。

3世代の人生を描かないといけないので、自然と展開が早くなり、それが飽きっぽい私には良かったのだと思います。

 

そして見終わって、一つのドラマとしてもこれまで見てきた中で相当上位に入る完成度だと思いました。

その理由のまず一つは、そんなに簡単に上手く行かない感じがすごく人生らしかったから、だと思います。

 

長く付き合った恋人と再会したのに、もう彼には既に恋人がいて、友達が続々と結婚していっても、仕事を恋人にして生きていくひなた、突然の原因不明の病気でそれまでの人生の全てだったトランペットを失い、結局最後まで二度と再び吹くことができなかった錠一郎、何年も頑張ったのに、結局役者としては芽が出なかった文四郎、初恋の人にあっさり結婚されてしまった桃太郎、出征した夫が帰ってくることはない安子・・・

                             つづく