ボランティアの話 ③
短絡的な私は、これだ!と思い、本気でボランティアを探そうと思いました。
私はずっと自信のなさや、自分ならできるという気持ちの欠落に悩まされていましたし、いまいち今の生活に覇気がないのも、誰かの役に立っている実感がないからかもしれない、と思ったからです。
言ってみれば、ボランティアの精神と反して、自分のために始めたような感じです。
でもまた後で書きますが、意外とそうあるべきなのかなと思っています。
今は2つボランティアをしています。
どちらもいつか本業より面白くなったら、いつでもそっちに移れるように、ゆっくり準備をしていこうと思っています。
あまり背伸びをせず、自分にできること、向いていること、今手が届きそうなことで探したおかげか、今も楽しく続けられています。
ボランティアをやってみて、まず思ったのは、よく想像されるような、誰かの喜ぶ顔が見られて嬉しい、とか奉仕の心とか、そんな大それたことではなくて、単純に、それをやること自体が自分の役に立つ、ということでした。
ボランティアの内容にもよりますが、ある程度ちゃんとしたところであれば、有償であれ無償であれ、研修を受ける機会があったりします。
正直最初はそこまで期待もせずに参加したのですが、今振り返ると、とても大きな学びがありました。
ボランティアのうち一つでは、傾聴力に関する研修を受けました。
つづく