たまのおいとま

めぐりあわせのおかげで海外でしばしおいとまいただくことになった会社員の冒険と発見と悟り

ボランティアの話 ①

アメリカでは最近、Great Resignation(大離職時代)を迎えているらしいとニュースで見ました。

在宅で仕事をする人が増えて、自分の人生これでいいんだろうか、、と思った人が転職を始めているという話です。

 

その話を聞いて、すごく、その気持ち分かるなあ、と思ってしまいました。

ちょうどコロナが直撃した頃、私は香港にいて、私の会社はかなり前向きに在宅勤務を導入したので、香港に行く前と後とで、仕事の仕方がだいぶ変わりました。

 

在宅で仕事をし始めて、最初の数か月はなかなか慣れませんでした。

それはまだ本気で家で仕事をする環境を整えていなかった(机やモニター、椅子を買っていなかった)というのが大きいのですが、その慣れないしばらくの期間を過ぎても、モチベーションの低下に苦しみました。

 

というのも、家で仕事をしてみて、私の場合、仕事そのものに興味がなくても、誰かと一緒に協力して仕事をしていると実感したり、誰かと会話をすること自体が癒しだったのだと気づいたからです。

その癒しがあって初めて、興味のない仕事にも耐えられていました。

 

私の部署は個人作業が多いのもあって、在宅だとなおさら誰かと一緒に協力して仕事をしているという実感がありませんでした。

そういう時間がなくなったとき、私のモチベーションを維持するものは正直言ってありませんでした。

 

だからと言って、今の部署の仕事に興味はないけど、他の部署の仕事には興味があって、配属さえ変わればまた興味のある仕事ができる気がして、辞めたいとも思えない、というどっちつかずの鬱々とした気持ちで半年くらい過ごしました。

                                                                                                          つづく