たまのおいとま

めぐりあわせのおかげで海外でしばしおいとまいただくことになった会社員の冒険と発見と悟り

ボランティアの話 ⑦

そう考えると、お金という対価に見合う分だけだとしても、相手の役に立っているということ自体は実は変わっていないんだよなあと思いました。

 

そうこう考えているうちに、なんだ、自分が役に立っている実感を得られるかどうかは、結局自分の考え方次第なのか、と思いました。

 

思えば、部屋を掃除したり、夫の分も一緒にお皿を洗ったり、料理を作ったり、それだって立派に夫の役に立っているのです。

 

私と夫は共働きなのもあって、本当に平等に(というか若干いつも私の方が働いてない気がする、、くらい)家事を分担しています。

それも何か役割を決めてしまうのではなくて、気づいた人が気づいたときにやる、という感じになっています。

 

それで夫が率先していろいろやってくれるのに、私はやばいやばい、と思ってついて行くような暮らしです。

本当に有難いことです。

 

だから、私は自分が夫の役に立っていると思うことはほとんどありませんでした。

彼は自立していて、私の助けを必要としているとも思えませんでした。

 

でも、そうやってお互いがお互いの働きを相殺しあっているとしても、それでも私がやったこと、彼がやってくれたことには、変わらずに価値があるのだと思います。

どちらも相手の役に立っているのだと思います。

 

そう考えると、なあんだ、私は幸せの青い鳥を追いかけてただけか、と思いました。

あの話読んでなんじゃそりゃと思ったけど、本当に家にいたよ、青い鳥・・・

                            つづく