完璧主義の出口 ⑧
「自信を持つ」というのは、どういうことだろう、これは私の克服しないといけない課題なような気がする、と思い始めたのは、香港での生活が始まったころか、少し軌道に乗った頃でした。
その方の言葉を受けて考え始めると、いろいろと心当たりはありました。
人前で話すときに緊張しやすいこともそうだし、香港で生活していても、ことあるごとに自分が過去にした失敗を思い返して自分が嫌になったり、初めてのことをする度に不安で仕方がなかったり、常に自分自身に監視されているような気持ちがあったりすることに気づきました。
香港での生活の中でも、英語で言いたいことが言えなかったり、こちらが悪いことをしているわけでもないのになぜかこそこそしてしまったり、そういう失敗を思い出してまた落ち込んだり、そういうことがたくさんありました。
香港に着いたばかりの頃は特に、今まで以上に時間があったり、人に失敗を笑い話として話す機会が少なかったりするせいで、自分のそういう性格が、より鮮明に見えてきました。
そんな自分が嫌だ、変わりたいと思い始めました。
そんな時にたまたま、夫がYouTubeでよく見ていて、話が核心をついていて参考になることが多いなと感じていた宋世羅さんの動画で、「自信をつける方法」というのがあると気づいて、ちょっと見てみました。
その内容で特に印象に残っているのは、こんなことです。
・どんなに高みに到達しても、自信がない人は結局自信がない。自信を持っている人=成果を出している人ではない、
・自信のある人は、どんな些細でくだらないことでもそれを根拠にして自信を持つ。
例えば、動物園で動物がこちらを見つめてきたら、自分が看過できないほどすごい存在だから、見てきたのだ、と自信の根拠にするなど(これはめっちゃ笑いました)
つづく