たまのおいとま

めぐりあわせのおかげで海外でしばしおいとまいただくことになった会社員の冒険と発見と悟り

明けましたな

明けましておめでとうございます!

と言っても、もう明けて早一週間ですね。。

うわあ、前の記事11月だ!ブログ自体、すっかりご無沙汰しておりました。

やめたと見せかけてやめてませんよ~!!(なぜ見せかけた)

 

もちろん、ブログのアクセス数は更新頻度が命であることは知っています。

そして例え内容のほとんどない記事だとしても、特に最初のうちは数の方が大事であるらしいことも。

 

いろいろ他に時間を使いたいことが出来て、

ブログを書く気が起こらなくなったとき、

これまでの自分なら、ブログを始めた以上は定期的な更新をしなければならない、と考えて、

週何回とか、月何回とか、自分にブログの記事を書くルールを作っていたと思います。

 

それがこれまでの私のやり方だな、

と思った瞬間、やめました。

 

アクセス数を上げなければ検索にすら引っかからないという世界だとは知りつつ、

そしていざブログを始めるとやっぱりアクセス数が気になってちょこちょこチェックしてしまいながらも、

そしてそして、もしかしたら、このブログを読んでくれている誰かがたまの安否を心配しているかもと薄く思いながらも・・・

(そして実際心配して下さっている方がいた・・・ご心配おかけして本当に申し訳ない)

 

それでも、私がブログを始めた原点はそこではないと思ったからです。

 

最初に「凪のおいとま」にちなんで「たまのおいとま」とつけたと書きましたが、

私が「凪のおいとま」という作品に感動したのには、理由があります。

 

これまでも少し書いてきた通り、私は主に学生時代、自分自身が何をやりたいかよりも、何をすべきかばかりを考えて日々を過ごしていました。

 

そのおかげで切り開けた未来や、手にしたものはたくさんありますし、そのこと自体に後悔はしていません。

でも、楽しんで主体的に生きたいと考えたときに、それではだめだと思いました。

 

そのためにはまず、自分が何を好きなのか知ることが大事で、そういうことを伸ばしてこそ、本当に世の中や他の人のためになることができると思うようになりました。

 

今となっては笑い話ですが、こんなことがありました。

大学時代にホームステイをしていて、風邪を引いたときのことです。

語学学校帰りに私はスーパーに行こうとしていたのですが、その時、友達にどこへ行くの、と聞かれてこう言いました。

(英語の怪しさについてはスルーでお願いします!笑)

 

I have to go to the supermarket and buy something to eat, because I have a cold.

 

学校を休んでも耐えられるだけの食料を買い込もうと思っていたのでした。

(もしかして看病してくれるホストファミリーもいるのかもしれませんが、私のところはそうではありませんでした。でもまあ、泊めてもらえているだけありがたかったです。)

 

するとその友達が、あなた、have toじゃなくてwant toじゃないの?と言ってきました。

いやいや、私は別に行きたいと思っているわけじゃないけど、行かざるを得ないからhave toなんだよ、と浅い知識で粘った記憶があります。

(結局、その後も謎の自信のもとに、全く友達の指摘を聞き入れなかった笑)

 

帰ってきて冷静に考えると、私はいろんなことをhave toで捉えてきたんじゃないかなと思えてきました。

一般的な感覚よりもhave toの範囲が広かったのだと思います。

 

状況や周りの事柄から自分の行動を紐づけて、これからやることを決めていました。

でも、それはその代わり、自分の責任を少なく見積もるということでもあったと思うのです。

 

いつでもhave toの気持ちでいた私は、それで行動したことで失敗した時に、周りの状況や他人のせいにしがちでした。

もしwant toで考えていたら、そんなことはできなかったでしょう。

 

ではwant toで生きていきたいと思うと、じゃあ私は何がしたいの、と突然根拠がぐらぐらする感じに襲われます。

本来そんなことは考えず、感じることなのでしょうが、散々これまでがちがちに理由付けしてきたところからすると、不安定に感じて仕方がありません。

 

その不安定さにおびえながら、一生懸命五感を研ぎ澄ませて、自分自身が本当にやりたいと感じている方、良いなと思える方を選択するリハビリをしていたとき、

それが「凪のおいとま」で凪ちゃんがやっていることと同じだと感じたのです。

 

そうしてガラッと環境が変わったことをきっかけに、自分の本当にやりたいという気持ちに耳を傾けて、その結果発見したり失敗したりしたことを書くというのが、このブログの原点になりました。

その頃ブログをやることにまだ迷いがあった私は、「凪のおいとま」という作品がなかったら正直踏み出せていなかったと思います。

 

そういうわけで、気が乗らない時に無理をしませんでした!

でも、その第一目標のために、日本に残してきた方々への近況報告の場所を作るという第二目標を犠牲にしました。

 

それは本当に申し訳ない!

今度から、あれ、この人ちゃんと生きてるかな?と思ったら、ブログ見てないふりをして遠慮なくご連絡ください!

見てるって言うと、たまが調子に乗るかもしれませんからね!笑

 

というか、言い訳の回みたいですみません!

でも、いつかどこかでちゃんと書いておきたかったブログに込めた気持ちが書けて良かったです。(今から見ると、初期の文章がなんか硬い)

どこかでこれは私だけの経験じゃない気がしているのですが、皆さんいかがでしょうか?

 

というわけで、今年も自分に真摯に向き合いながら

たとえ今は拙い文章であったとしても、

好きなので、臆せず書いていきたいと思います。

 

その先の欲を言えば、誰かが喜んでくれたり、共感してくれたり、面白がってくれたり、一緒に発見してくれたりしたら、さらに嬉しいです。(安定の欲張り)

 

今年もどうぞよろしくお願いいたします!