たまのおいとま

めぐりあわせのおかげで海外でしばしおいとまいただくことになった会社員の冒険と発見と悟り

無料アプリの話 <後編>

今日紹介するアプリのうち、頭の方のアプリは、「○○で懸賞」シリーズです。

○○の部分にはクロスワードナンプレなど、パズルの名前が入ります。

 

パズルというと、ナンバープレイス数独)やクロスワードパズルが有名ですが、もっといろいろ種類があるんです。

株式会社二コリが出している薄い本が圧倒的に種類が多く、シンプルで、ルール説明にユーモアがあっておススメです。

持ち運びがしやすく、ペンと本があればいくらでも時間をつぶせます。

 

でも、それももう今は買わなくて済んでしまいます。アプリで無限にできるのです。

(あ、でも波及効果やスリザーリンクは今のところアプリにはないので、ぜひ本で!)

 

パズルの種類ごとにそれぞれ別のアプリが作られていて、他にもイラストロジック、塗り絵、ジグソーパズル・・・といろいろ揃っています。

懸賞もついていますが、抽選の参加は住所を登録しなくてもできるので、当たってから考えれば良く、応募しなくても大丈夫です。

 

パズルには中高生の頃にハマったのですが、今でもたまに無性にパズルをやりたくなる時があって、そういう時に重宝しています。

 

もう一方の、身体の方のアプリは、ナイキのアプリです。

ランニングのアプリ(NRC)と、トレーニングのアプリ(NTC)があり、私はずっとこのランニングの方のアプリにお世話になってきました。

 

スマホを身に着けて走れば、GPS機能を使って、走った時間や距離を自動で記録できるというものです。

さらに、出場予定のマラソン大会を登録すれば、それに向けたメニューをカスタマイズしてくれます。この機能もなんと、無料です。

 

以前お話しした通り、このたびついにマラソンデビューをしようと思い立ったため、こちらに来てから初めてこの機能を使いました。

おかげで、それからもうずっと、ちゃんと欠かさず練習しています!

 

週何日走りたい、などを選択できて、その日の練習が終わるとマークがつくのが嬉しいです。

また、ちょっと今日は用事が・・・という日は1週間以内でスケジュールを簡単に調整できます。

 

走った距離の累計や、走る頻度によって、アプリ内でトロフィーが用意されていて、ときどき、ぱんぱかぱーん!と表彰されたりします。

 

楽しくなって、順々に言われた通りのメニューをこなしていたある日、「NTCワークアウト」という表示が出ました。

これは、先ほど挙げた、同じくナイキが出しているトレーニングの方のアプリにつながっているんです。

 

NTCのアプリでは、脂肪燃焼や筋トレなど、様々な目的に応じたヨガや筋トレが15分とか25分とかのメニューにまとめられています。

始めると、音声と映像付きで動きを解説してくれ、それぞれの動きにかける時間も自動で計測して進めてくれるので、初心者でも簡単にできます。

 

ランニングのアプリから飛ぶと、このタイミングにやるべきトレーニングが自動で選択され、自力で選ばなくても大丈夫です。

 

一つ一つの動きは簡単なので、正直本当に効くのか半信半疑だったのですが、終わってみると、したたるくらい汗をかき、全身がだるいくらい疲れました・・・!!

もうヨガに通う必要はないんじゃないかと思えてきます。

 

と、ここまでいろいろ紹介してきましたが、これらはほんの一端で、様々なサービスの無料化は本当にすさまじいです。

でも、ここまで考えてきて、ふと思いました。

 

どのアプリにしても、見つけるためにはまず最初に、自分で文字を入力する必要があるということです。

最近は、これまでの自分の検索履歴からAIが類推してくれることもあるのでしょうが、それでも同じことです。

 

いずれにせよ、ちょっと気を抜けば、あっという間に、自分が知っている範囲の中での好きなものしか見なくなると思うのです。

 

私がジャンプのアプリをダウンロードできたのは、夫に教えてもらって、ジャンプ、と打ってみたからです。

同じように、パズルも運動も、友達に教えてもらったり、苦手だからこそ興味を持って、自分から手を伸ばしたから見つけたものです。

 

そういうものほど、意外と自分の新しい一部になっていると思います。

 

なんでも簡単に手に入る時代だからこそ、AIの予想を裏切るような行動をして、自分と全く正反対の感性の人に出会って、知らなかった世界に触れて、自分の好きなことを新しく発見して―そうやって自分で自分自身をアップデートしていくことが、今の時代は、これまでの時代よりもいっそう、求められている気がします。

 

この記事も、誰かが自分をアップデートするきっかけになったりしたら嬉しいです。