たまのおいとま

めぐりあわせのおかげで海外でしばしおいとまいただくことになった会社員の冒険と発見と悟り

中国語のすすめ ④

そう思った私は、ホストマザーにそれを伝えました。

 

でも、きっと私の表現の仕方が悪かったのかもしれない(shouldを使ったから、かちんときたのかもしれない)し、今考えてみればホストマザーは若いのに相当なしっかりもので、家の管理は私がきっちりやる、というタイプだったので、自分の領域に他人が口を出すことに対して人一倍嫌がる性格だったかもしれません。

 

どうやら結局私自身が洗濯の回数が少ないことに文句を言っている、と捉えられてしまったようでした。

 

自分で洗えばいいじゃない、とかそんなことを言われて、いや、そうじゃないんだ、私のことはいいから、これから事前に伝えてほしいんだ、と何度紙に下書きをして、勇気を出して話しに行っても、あんたの話は聞きたくないとそのうち話も聞いてくれなくなり、気づくと学校に訴えたわ、とか言われて、家を変えるか聞かれる始末でした。

 

ホームステイ期間も残りわずかで、その頃風邪を引いていて家を変えるどころではなかったのもあり、結局私はあきらめ、不本意ながら謝って家に残らせてほしいと言い、最後までその家で過ごして日本に帰りました。

 

今思えば、相手も相手でいろいろ行動が激しい人だったよなあと思いつつ、私も私で、いろんな状況や自分の置かれている立場、こういうことへの正しい対処の仕方を心得ていなかったんだろうと思います。

 

何より、こういうギャップを乗り越えることこそが、真の国際交流だ!と思い、それができると、そして相手もそれを望んでいると大きな勘違いをしていました。

そんなことは、もっと仲の良い人達の、さらにそのうちごくわずかができることに過ぎないのに、ものすごい勘違いです。

若気の至り、というのがしっくりくる思い出です。

                               つづく