たまのおいとま

めぐりあわせのおかげで海外でしばしおいとまいただくことになった会社員の冒険と発見と悟り

笑いと異文化コミュニケーション能力 ①

前に「語学の突破口らしきもの」という記事に、中国語を習っていたとき、先生が質問する度に大喜利大会のようになるのが面白かったと書きました。

みんなが先生の質問に対して、本当のこと(でも意外なことだったり、突拍子もないことだったり)を言うのがとにかく楽しくてたまりませんでした。

 

異なる文化・出身の人を笑わせる、という経験ができたら、コミュニケーションスキルはかなり高いと思います。

というのも、笑うためにはそれが面白いことである、という前提条件の共有が必要だからです。

 

笑いを生み出す方法の最も一般的な一つは、通常ではない何か(ボケ)があって、それに対して、通常あるべき姿を思い出させること(ツッコミ)です。

これは私のオリジナルではなくて、昔何かの記事で、爆笑問題の太田さんが言っていたことです。(曲解してるかもだけども)

 

ということは、聞いている誰もが、通常はどうあるべき、という同じ価値観を共有していないと笑いは生まれないのです。(もちろん、これ以外のパターンで笑わせる場合は別として)

 

でもそんな異なる文化の人同士の通常どうあるべき、というのが自然に一致することはあるんだろうか?と思うかもしれません。

あるとしても、何がそれなのか分からない、というのが正直なところです。私もそうでした。

 

でも、香港で中国語を勉強しながら、アフリカを除けば世界中いろんな国出身の方たちに囲まれて(アフリカの方は比較的広東語のクラスに多かったです。)先生の質問に対する大喜利大会を何度も経験するうちに、私は一つの法則みたいなものに気づきました。

                               つづく