人と働くときに大切なこと①
社会人になって、学校で勉強したことの中で何が一番大切か、と考えると、私は道徳で習うようなことだと思っています。
もっとも、「道徳」という科目が危険なのは、一つの価値観を押し付けることになりかねないということで、そういう意味で教え方には十分気を付けないといけないと思います。というかそもそも、道徳に関しては「教える」という言葉は適切ではないように思います。「教える」というか、「一緒に考える」きっかけを作る場所が道徳という科目なのだと思います。
私が想像している具体的な中身は、こんな感じです。
①人の気持ちを考える
②自分を尊重するのと同じように、人のことを尊重する
③人に嘘をつかない
④人とした約束は守る
⑤自分が人にしてほしくないと思うことは、人にしない
社会人になって、様々な人たちと仕事をする中で、いろんな修羅場をくぐり抜けるたびに、私は上で書いたようなことができない人が大勢いることに気づきました。
もちろん同僚やクライアントとの関係性においても、こういうことは大事ですが、とりわけ、上司と部下の関係性では、必要不可欠だと思います。
でも、こんなにも簡単に見えることができない上司が圧倒的に多いと私は感じました。
そんな人が圧倒的に多いのに、仕事が回っているのは、この条件が、仕事をただ「まわす」、という意味ではさほど大切にならないからです。
でも、こんなことが守れない上司に人は決してついていかないし、仕事のパフォーマンスで言えば、圧倒的に低いと思います。
それが目立たないのは、まわりがみんなできていないからです。
(もちろんこれは、私の会社がそうだというだけかもしれませんが笑)
つづく