たまのおいとま

めぐりあわせのおかげで海外でしばしおいとまいただくことになった会社員の冒険と発見と悟り

Switchの素晴らしさ

最近、何やら真面目で意識高すぎるようなことばかり書いて疲れたので、今日は羞恥心を捨て、愛するゲームについて熱く語りたいと思います。

 

昨年末、ついにSwitchに手を出してしまいまして・・・!!

いや、また一段と素晴らしい時代になってしまいましたな・・・

 

DSもSwitchも、そんなに変わらないじゃん、TVにつなげるくらいかな、程度に考えていたのですが、とんでもないのです。

私が一番変わったと思ったのは、ダウンロードソフトの購入が格段に、気軽にできるようになったことです。

 

ダウンロードソフトは、パッケージ版と内容は全く同じだけど、ソフトのカードが物理的に存在しない、という形式のものです。

データをダウンロードするので、3Dカードなどで保存できるデータの容量を増やす必要はありますが、それさえすれば、パッケージ版と変わらず普通に遊べます。

ソフトを変えたいときも、いちいち出し入れする必要はありません。

 

ダウンロードソフトは、例えば3DSでも買えることには買えたのですが、SDカードを出し入れするために、ドライバーでくるくるやって、電池パックの横のを取って、みたいな作業が必要でした。

 

私は古いスタイルから抜け切れず、ダウンロード版の方が多少安いとはいえ、何も考えずにパッケージ版を買っていたので、Switchになってダウンロード版を買うようになって、初めて調べて3DSではそうやってSDカード入れるのか、と知ったくらいです。

 

知った後、試しに買ってもみましたが、DS・3DSではまだまだパッケージ版優勢か

な、という感じがします。

何より、さっき書いたようにSDカードの交換がちょっと面倒くさいです。

大きい容量のをぽんと入れとけば良いというブルジョワな発想もあるにはあるのですが・・・

 

いずれにせよダウンロード自体、それなりに時間がかかるものです。

でも、Switchはダウンロードしながらでも別のことができたり、画面をつけておかなくても良かったりするのであまり気にならないのですが、DSの場合無事ダウンロードされるまで、電池の減り具合にそわそわしながら置いておく必要があり、ダウンロード後にも少し操作が必要になるのが、ちょっと面倒な感じがあります。

そしてしばしばダウンロードに失敗して、途中からですが、やり直しになることもあります。

 

ダウンロードソフトを買いやすい理由は、ダウンロード自体がやりやすくなったという他に、その方が格段に安い、というのがあります。

パッケージ版とダウンロード版の差額自体は数百円程度(たしか)ですが、ダウンロード版がセールで売られているときの安さは見逃せません。

 

セールといっても、年1回くらいで、所詮5%とか10%でしょ、と思っていた私は圧倒されました。

 

夏休みやGW、お正月にセールがあるのはもちろん、なぜ今?という全く関係ない日常の中で突然セールし始めることがあります。

メーカーごとに気ままです。

結果、ほぼ毎週何かしらのソフトが割引されており、対象ソフトもコロコロ変わります。

 

そして、割引率もびっくりするほど高いです。

20%はざらだし、時々98%とか意味分かんないことになっていたり、これまで他のハードで出たソフトのリメイク版だと、割引後の値段で1000円を切ることもままあります。

リメイク版ということは、売れたからリメイクしているわけで、有名タイトルです。

 

もちろん、安くなっているものにはそれなりの理由があるし、中には結構、無料のスマホゲームを有料にしました、みたいなものもあるので、買うにはそれなりの知識が必要なのですが、なんだか調べ切って底値で買うことの楽しさを、こんなところで私は学んでしまいました。

今ならスーパーや薬局をいくつも回って最安値を探し求める母の気持ちが分かる←(一緒にしちゃだめか)

 

じゃあ超人気定番タイトルは全く安くならないのか、というとそうでもないのです。

少なくとも今は、任天堂がソフト2本で1万円弱のチケットを販売しています。

対象商品は限られるし、一時的にでも会員になる必要があるので、会員費がプラスでかかりますが、確実に少なくとも20%くらいは割引されると思います。

 

Switchの場合、このセール情報が簡単に目に入ってくるのも、にくいところです。

Switchはスマホのようなものなので、機内モードにしない限りは常にWifiに接続しています。

そして、スマホと同じように電源を切るという発想がないので、常時スリープモードで置いておくような感じです。

 

なので、起動してゲームを始めるまでのスピードが格段に速いです。

(慣れるまでそわそわしますが、それがまた別の利点につながっていることは後ほど書きます。)

 

ゲームを起動しようとするとお知らせがいくつか表示されるようになっていて、セール情報は定期的に起動さえすれば、確実に手に入ります。

任天堂の無料会員になっていれば、ほしいものリストに登録していたソフトの割引についてスマホにメールでお知らせが来たりもします。

 

もう一つ、Switchが大きくDSと異なるところは、ゲームタイトルのジャンルの幅広さです。

大人も魅了するような、やりこみ要素の果てしないゲームや、映像が綺麗なゲームが、DS・3DSでも、決してなかったわけではないのですが、その層がだいぶ厚くなったと思います。

 

そして、これまでPlayStation系や、PC、欧米系のハードでしかソフトを出していなかったところが、結構Switchでは出しています。

いやあ、この層を取り込めたのは、任天堂の大きな前進だと思いますね、本当に。(誰なのか)

 

そんなこんなで割引されているゲームが面白いのかどうか、片っ端から調べることを繰り返していたら、うっかりこれまでの有名ゲームタイトルの変遷や評価、日本のゲーム・西洋ゲームの特徴の違い、メーカーごとの特色、ゲームジャンルの大きな区分け、他ハードの特徴、PCでできるゲームについてなど、幅広い知識が頭に入ってしまいました笑

 

そして私は思い出しました。

ゲームをするのが好きと語学学校の友達に言ったら、ちょっと引かれた感じがあり、間をおいてどんなのをやるの?と聞かれたので、「作物育てたり牛飼ったりだよ!」と言ったら、急に安心したような顔でふっと笑われたことを。

 

国際的にゲームというと、西洋ゲームのイメージだったのか、と気づきました。

そしてたぶんそれは、毛深くて顔の濃いリアルな等身のおじさんが、めっちゃ重そうな武器で敵をなぎ倒していく、暴力的で血が出るようなそんなイメージだと思われます。

 

私は基本、牧場物語で本格的にゲームを好きになり、任天堂のハードしか持っていない、甘口ゲーマーです。

でもそうだということすら、Switchを買って調べてゲームの世界の広さと奥深さと、国際的なイメージと扱いを知って、ようやく理解しました。

 

最近スポーツとしてのゲームも注目されていますね。

調べているうちに、PC版でしか出ていない、どうしてもやりたいゲームを発見してしまい、ゲーム用PCのスペックまで調べていたら、わずかですがPCにも詳しくなりました。

やっぱり興味のあることを調べるのが一番頭に入るという・・・

 

最近、映画でも本でもニュースでも、世界のちょっと教養のある人なら当たり前に知っていることを知りたい、という欲求がすごく強くなっていて、ゲームという分野でもそれが爆発しました。

もはや、ゲームをやること自体よりも調べている方が楽しかったりするという・・・

 

私は、ゲームは一番時間効率の良い娯楽だと思っています。

 

友達に会って遊ぶとしたら、友達の都合もあっていつでもというわけにはいかないし、会ったら会ったで、お互い気分が乗ってないときには、かえって楽しくないこともあります。

趣味のことをするには、ある程度時間がかかったり、装備や場所を選ぶことも多かったりします。

 

もちろん、人間にとって、友達と会って遊ぶのも、スポーツや趣味に勤しむのも、根本的に大事で、欠くことが出来ない、かけがえのないことであるのは当然です。

でも、外の世界が関わる以上、一定の時間で必ず期待通りの楽しみが得られるものはありません。

 

そしてそれは時に、限られた時間でストレスを解消しなければいけない、忙しい現代人には致命的でもあると思うのです。

 

そんな時に大活躍するのがゲームだと思っています。

楽しみをコントロールできると、やりたくないけどやった方がいいことをやるための力も得られます。

 

「この時間で効率的に回復することが、次のトレーニングの効果を高めます。」

な、なんだか勝手にNIKEアプリで筋トレ中によく流れるアナウンスが頭の中に流れてきた!けど、それと全く同じ原理だと思います。

 

ゲームは夢中になれば薬にも毒にもなるけれど、扱い次第で人生を豊かにすると思います。

 

私は今でも、学生時代を乗り切れたのは、ゲームのおかげだと思っています。

学校から帰ってきて10分だけ牧場物語をするのが至福のひとときでした。

(その頃のソフトだと、ちょうど10分くらいでゲーム内の時間1日分を終えられて、ちょうど良かったんです。)

 

最近それを思い出して、10分で楽しめてこそゲームだと思い直し、10分単位で遊ぶようになりました。

(もちろん、一日の回数制限はないですが笑)

 

その短い時間でも、やめようと思えば結構やめられるし、短いからこそ楽しめます。

ソフトにもよりますが、私は案外どのソフトでもできることが分かりました。

 

そんでまた、さっき書いた通りSwitchには、セーブという概念がほとんどありません。

だってやめたいと思ったら画面消せばよいだけだもの・・・

 

セーブポイントに行かないとセーブできない仕組みのゲームであっても、いつでも途中で止められるという・・・!(もちろん電池の残量には要注意ですが。)

この機能のおかげで、私は本当に助かっています。

 

あと、ゲームの中での実績なんて、意味がないと思うのも、ゲームしない派の根強い意見かもしれません。

使った時間が無駄なのではないかということです。

 

でも、人生楽しんだもの勝ちだと思うのです。

動画を見て癒されたりするのと同じだと思いますし、動画よりは時間に対して、それに見合う楽しみを得られる可能性が高いと思っています。

楽しんだという事実が自分に残ればそこに意味があると思います。

 

そして案外、自分のゲームの仕方を知ることは、現実世界での自分について知ることにもつながると私は最近思い始めたのですが・・・

それについては、またいつか別に書きますね。