たまのおいとま

めぐりあわせのおかげで海外でしばしおいとまいただくことになった会社員の冒険と発見と悟り

ゲームで考えるモチベーション管理 ⑤

でも面白いゲームの場合はここで一工夫あって、例えば、ある程度マージしたものはそれ自体がまた別のアイテムを発生させる機械になる、という仕組みがあったりします。

 

他にも例えば、種の袋から種をたくさん発生させて空っぽになった後の袋を何回かマージさせると、それがまた別のアイテムを作るもとになったりします。

 

こうして、アイテム同士の関係図が複雑になり、考える機会が増えれば増えるほど、ゲーム性は増し、単調な作業ゲーではなくなります。

 

まとめると、人にモチベーションを維持させるコツは以下3つありそうです。

・好きなものを自分で選ばせる

・約束した報酬を具体的な達成条件に応じて必ず与える

・頭を使う余地を残す

 

面白いのは前回書いていた本の話ででてきたBRACもこれと同じことをしていたことに気づきましたか?

農作なのか畜産なのか、はたまた保健衛生ワーカーなのか、自分の関心に合わせて研修を受けるテーマを選び、自分で何に最初に投資をするか考え、お金を使って少しずつ事業を大きくしていきます。

 

経口補水療法を正しく伝え、伝えられた人がきちんと理解しているかを統一の基準で評価し、それに合わせて報酬を与える仕組みもありました。

 

良い組織は、必ず良いモチベーション管理をしている気がします。

それができるかどうかで、人の力はどこまでも伸ばし、発揮させられるのだと思います。

そしてその当たり前の小さなことが、大きな違いを生むのでしょう。

 

今日はマージ系ゲームでしたが、他のゲームでも何か面白いものが見つかったら、また書きたいと思います。

                               完