たまのおいとま

めぐりあわせのおかげで海外でしばしおいとまいただくことになった会社員の冒険と発見と悟り

ピザ屋の夢と等級の話 ⑤

私が求めていたのは、1年目の後輩にはレベル2、2~3年目の後輩にはレベル3、4~6年目の後輩にはレベル4、9年目の自分にはレベル5だったということかなと思いました。

 

職場や職種によってもこの年代と求めるレベルの感覚は違ってくるのだと思います。

 

プレハブ育ちの私と同期にとっては、なんとなく、1年目の時から既にレベル3を求められていたイメージがあり、それだけに1年目はレベル1で育てるレンガの家で育つ後輩たちに対する接し方に悩んだのだと思います。

 

また、こうやって考えてみると、自分自身が入社したての頃、このレベル1~レベル5が明確に見えていたかというと、全然見えていなかったと思います。

きっと後輩たちにとっては、自分が今どのレベルで、何を目指さないといけないか全然分からないまま、ただ闇雲に毎日走り回って頑張っているんじゃないかと思います。

 

後輩たちにもし、こういう話ができて、次は何を目指せば良いか話すことができたら、もしかしたらそれだけでも成長しやすくなるのかもしれない、と思いました。

 

ちなみに、たぶん、まだ私の目には見えていないけど、このレベル5よりも先があって、それが課長や部長やさらにその上の役職に求められているのだろうと思うと、くらくらします。

 

そんなことを考えながら、規程を読んでいたら、もう等級ごとの差が分かりにくくてまた別の意味でくらくらしました。

規程もピザ屋のたとえで書いてくれたら分かりやすいのに・・・無理か。

                                完