たまのおいとま

めぐりあわせのおかげで海外でしばしおいとまいただくことになった会社員の冒険と発見と悟り

ピザ屋の夢と等級の話 ②

私はそのメンバーの中では、同期と共になんとなくリーダー的なポジションでした(でもたぶんこれまでの経験があるとかではなく、年齢的に(母はパートさん的なポジションで正社員ではないらしい、無駄にリアル))

全体の動きを見ながら、自分もピザの種をこねながら、あと何の準備が必要か考えながら、同期と共に走り回っていました。

 

メンバー全員にそれぞれノルマのピザ種の量を割り振り、自分も自分の分をやらなきゃいけないけど全然終わってなくて、まあ家帰ってからやるか、とか思いながら、私は急に、あれ、明日売るピザって1種類しか味ないんだけどいいの!?とか、デザート的なもの何もないけどいいの!?とかいろいろなことが脳裏に浮かびます。

 

それを後輩に相談すると、ある後輩(4~6年目くらいの後輩)は、確かに!そうですね!!と言ってあっという間にデザートを納品してくれる会社に目星をつけて、一緒にそこへ商談をつけにいって、なんとかデザートは確保できた、というところでその日はタイムオーバーになり、ああ、まあピザの味は1つしかないけど、いっか、ひとまず自分の担当の仕込みして寝よ・・・というところで目を覚ましました。

 

起きてから、なぜか無意識にそれについて反省していて、

いや、開店が明日なのに、デザートを新しく手配することやら、ピザの種類やら、そのタイミングで新しいアイディアを思いついて後輩を振り回してた辺り、ほんとに反省だわ・・・そういうところ私あるわ~ とか、

 

しかも、今思うと、デザートなんて別に、他の屋台でやっているところとコラボして、割引券配らせてもらうとかでも良くて、ピザの種類についても、ソースだけ複数用意してお客さんに選んでもらうとか、他のもっとタイムパフォーマンスの良いやり方があったんじゃないか?

優先順位を考えて、残された時間に応じて最短で最大の効果を出すやり方を考える癖が私まだまだついてないな・・・ とか、

 

謎にいろいろ仕事ばりにガチで反省すると共に、前日になっても、他の後輩たちは誰一人、デザートがないこととか、ピザの種類が極端に少ないこととかの問題に誰も気づかない、それもなんか、どこかで見たことのある光景のような気がする・・・

いや、それは別の誰かとも限らず、過去の自分自身かもしれない・・・と思いました。

                               つづく