たまのおいとま

めぐりあわせのおかげで海外でしばしおいとまいただくことになった会社員の冒険と発見と悟り

ピザ屋の夢と等級の話 ①

社会人9年目にもなると、気づけば8代も後輩ができていて恐れおののく毎日です。

 

自分ではそんなに経験を積んだ自覚はないし、途中でお暇もしたし、まだまだやったことのないことは分からないし、たぶん、この年数と経験は全然比例しないのだ、と思うけれど、自分が1年目だった時の9年目の先輩、と思って想像すると、一期にリアリティが湧いてきます。

 

なんだろう、もう雲の上の存在というか、ザ・大人というか、老けているとかそういうことではないけど、若いと言っても自分たちとは全くかけ離れたところにいる人、と思っていました。

 

社会人2年目になって1年目の後輩ができたときは、本当に大差がなさ過ぎて、先輩らしいことは何もできなくて、それはそれで恐れおののいていましたが、その時とは違う意味で恐れおののいています。

 

今から考えれば、1年の差なんて、どんぐりの背比べ、個人の資質次第でいくらでも下克上が起きる世界でしたが、さすがに8年の差となると話は違ってきます。

後輩がこれから身につけていくのだろうと思う部分がはっきり見えるようになるし、それと共に自分が培ってきたものもはっきり分かります。

 

同期の部署に1~5年目までずらっと後輩がいて、その後輩たちとの仕事の話を聞いているうちに、こういう時自分はどうするんだろうとか、どういうふうに接すれば、後輩たちが成長できるんだろう、と考えて考えて、考えながら寝たら変な夢を見ました笑

 

たぶん、どこかの街の商店街というか、ちょっと開けた広場みたいなところでお祭りがあって、私たちは明日から、ピザ屋の屋台を出すための準備をしていました。

そこには労働組合で関わっている後輩たちの姿もいれば、なぜか母もいて笑、同期もいて、謎のメンバーでせかせか準備をしていました。

                              つづく