たまのおいとま

めぐりあわせのおかげで海外でしばしおいとまいただくことになった会社員の冒険と発見と悟り

他人から求められるものと自分に求めるもの ④

当然それを理由に待遇が改善されるわけではなく、薄給でも残業が多くても頑張ってくれる人だと思ってさらに仕事を振られるだけだったりします。

 

正社員の中でも同じで、たとえ仕事をきっちりしなくて一緒に仕事をしている人に日々迷惑をかけている人だとしても、上の役職の人に愛想よく、その人が求める言動や態度を取ることに長けていれば、かわいがられて昇進することもあるし、

 

逆に仕事をきちんとミスなくこなして、求められなくても新しいアイディアを出し、自分なりに携わる仕事を良くしようと常に努力して、周りの身近なスタッフには評価されていたとしても、それが上司の目に留まらず、上司にその方向性で仕事を良くしていこうというマインドがなければ、決して評価されることはないのだと思います。

 

ちょうど最近、職場で目をかけて下さる方に、自分が思っているより自分の一挙一動が誰かの目に止まっていたり、恐れられていたり、影響を与えていたりすることがあるものだから、気をつけて行動しないとこれから傷つくことがあるかもしれない、と助言をもらったことも頭に浮かんできました。

 

それを聞いたとき真っ先に思い出したのは、大学時代に先輩から、自分の存在が周りにどう思われているのか、まわりはあなたの意見をどう扱おうとしているのか、どれくらい大切にしてもらえているのかということをもっとちゃんと考えた方がいい、と言われたことも思い出しました。

 

その時具体的に先輩がどういう言葉でそれを言ったのかはもう覚えていないのですが、大学時代で一番記憶に残っているというくらい、今でも私の中で、今の私のレベルでは消化しきれていない、でもたぶん、とても大事なことで、いつかもっと成長して腑に落ちる時が来てほしいと思う、そんな言葉として残っています。

                               つづく