笑いと異文化コミュニケーション能力 ④
彼女は少し考えた後、コミュニケーションの才能がある、と言ってくれました。
私はすごく嬉しくなると同時に、ほんとか?とも思いました。
なぜなら、その子は(それも文化的な違いなのだと思いますが)、私が英語に自信がなくてぼそぼそと話したり、言っていることが伝わらないとすぐHuh!?と怖い顔で聞いてくるので、日々怖い思いをしていたからです笑
たぶん、彼女から見て、私の英語は語学的には十分ではないことは間違いなかったのですが、それでも、コミュニケーションの才能がある、と言ってくれたのはどうしてなんだろう、とずっと考えていました。
もちろんそれがただ他に答えることがなかったから、という可能性もありますが、そう言ってくれたことに何か理由があるとするなら、大喜利大会にめげずに何度もチャレンジして、何回かクラスメイトの笑いを勝ち取ったことくらいかなと思います。
もちろん、これはただの予想でしかないのですが、笑いを取るという重要なコミュニケーションツールはこれからも大切にしていきたいと思いました。
何より、誰にも恨まれない笑いを取れる人はそれだけで人に好かれます。
クラスで一番笑いを取る子は、やっぱりみんなから自然と好かれていましたし、私も気がつくと勝手に気心の知れた仲のように感じていました。
普通の話も何となくその子にならしやすくなります。
二番目に好かれるなのは、よく笑ってくれる子です(単純)でも、人間って案外そういう簡単な生き物なんじゃないかって思います。
最近は、日本の漫才を使って日本語を教える、そんな面白い挑戦を吉本興業さんがやっていると聞きました。
応援したいですし、いつか一緒にお仕事できたらなあと思います。
私も一芸人として、腕を磨いてその時を待ちたいと思います笑
完