東京オリンピックの開会式を見ながら考えたこと ②
よく、英語の上手下手ときちんと伝わるかどうかは別だ、と言われます。
これは本当にその通りで、知っている文法や単語が少なくても、伝わるときは伝わるし、時には、何も言葉にしなくても伝わることがあります。
一方で、伝わらない時には事実が間違いなく伝わっているにも関わらず、なぜか分かってもらえない、ということが起こります。
例えば、ちょっと前に、英会話の先生に今日の予定は?と聞かれて、Suicaを落としちゃって、それを取りに行くという話をしたことがあります。
新しいSuicaはもう買ったから古いのはもういらないんだけど、デポジットをもらえるから取りに行こうと思うんだ。ま、結局ほとんど取りに行く交通費で消えるんだけどね、ははは、と日本語で言えばこんな感じです。
ただここで私にはいろいろ問題がありました。まず相手の人はSuicaを知らないし、相手の国のSuica的なものを何と呼ぶのか私は知りません。
そしてこういうカードのこと全般を英語で何というかも忘れました。(ていうか日本語でもなんていうの!笑)
そういうときどうするかというと、Suicaを長々と説明することになります。
電車に乗るときに使うカードで、お金をチャージして使うやつ、と言えばだいたい分かってもらえます。
もし相手がそれで分からなければ、相手の国でSuica的なものがない可能性があります。
その場合は、何を説明するのが重要かというと、とにかく落としたら取りに行かなければならないような、個人を特定するようなカードであることを伝える必要があります。
もしかするとSuica的なものはあっても、そういう記名制度がない国もあるかもしれないので、もし誤解を招くことが心配で、厳密な情報を伝えなければならない場面では、先ほどの説明でなんとなく相手が分かった顔をしていても、ダメ押しでこの説明もするのが安心です。
つづく