たまのおいとま

めぐりあわせのおかげで海外でしばしおいとまいただくことになった会社員の冒険と発見と悟り

スケールの小さい海外の話

今日は玄関のドアの話をします←

やっと海外の生活について話し始めたと思ったらめっちゃスケール小さくてすみません笑

 

うちの家の玄関のドアは重いくせに放っておくと閉じません。

いつも微妙な隙間を開けて止まってしまうのです。

なぜだ、玄関のドアは閉じるためにあるものじゃないのか・・・と思いつつ、小さなところでも海外を感じて、まあそれも楽しいじゃないの、と好意的に受け止めていました。

 

ある日、やっと船便が届いて、しぶしぶ家事を始めた私が料理をしていたところ、夫が「なんか外すごい音がしてるよ」と言って帰ってきました。

試しに外に出てドアを閉めると、確かに、すごい音がします。

これは、私が料理中に換気扇をつけているときに、部屋の中で聞く音と同じでした。

 

まるで、やかんが沸騰してやかんの笛が鳴っているときに、やかんの中に入ったような音がします。(やかんがゲシュタルト崩壊している)

要するに、細い隙間から空気が出てひゅーひゅー音がうるさい感じです。

 

私が換気扇うるさいなーと思っているときに、外でも同じ音がしていたらしいのです。

この音、最初はそうでもないのですが、しばらく聞いていると、だんだん落ち着かない、イライラしたような気持ちになってきます。

 

近所迷惑じゃないかな?と言いつつ、まあでも避けられないし、え、てことはみんな自炊してない!?ひゃっほい(これはもちろん夫ではなく私)とか言いながらご飯を食べた翌日、私は大いなる発見をしたのです!

 

たまは考えた、この重いくせに閉まらないドアは、さらに難儀なことに、閉じても隙間を作っていて、その狭い隙間を換気扇によって吸われた空気が通ることで音が鳴っているのではないか―と。

(たまって呼ぶの便利ですね、使おう笑)

 

そして、あの閉まらない玄関のドアに、チェーンをつけた状態で放っておく(と閉まらないので薄く開いた状態になる)。それから換気扇をつけると、ひゅーひゅー言わない!

 

自分の頭で考えて行動して、小さな成功をした時ってすごく豊かな、嬉しい気持ちになりませんか?

私はこれまで、人に聞いたことやネットで調べたこと、学校で習ったことばっかり使って生きてきたので、こういう豊かな気持ちに心がほんわりしました。

これは間違いなく、「たまのおいとま」の記念すべき成果!

 

ふっふ~と得意になりながら帰ってきた夫に言うと

「え、閉めようよ、湿気入るじゃん、カビ生えたらよろしくね」

とばっさり切られたのでした・・・

 

た、たしかにこの国湿度高いけども、高いけどもー!!!

まあそれでも一日のうちの1時間くらい、数%上がるだけだからいいじゃん、とへこたれず今日も薄くドアを開けて料理するのでした・・・めでたしめでたし(?)