たまのおいとま

めぐりあわせのおかげで海外でしばしおいとまいただくことになった会社員の冒険と発見と悟り

AIと仕事する未来 ③

Excelファイルのデータを加工する作業は仕訳に関する知識が必要ですし、コピペミスなどのヒューマンエラーは気をつけてやらないと(気をつけてやっても)起きるものなので非常に危険です。

 

そのため、二人の人でチェックしたり、いつもは経費精算システムからほぼ自動で会計システムに取り込めたデータを、Excelファイルに加工する手間が増えたり、と面倒なことも多いのです。

 

4月になってその作業が私たちの日常業務に上乗せされたわけですが、そんな時同僚が「もっと単純な仕事がしたい」とつぶやき、冒頭の会話になりました。

 

最近、特にこの財務や経理という分野では自動化が急速に進んでいます。

請求書をスキャンしたデータをアップロードすると、請求日から支払先、支払金額まで自動で入力され、そのまま伝票データも作成できる時代です。(まだ結構手修正必要だけど)

 

自社発行の請求書を処理する場合、先方への納品確認が済めば、売掛金を計上する伝票や入金伝票を自動で作成するシステムを導入している企業も少なくないと思います。

 

請求書のフォーマットが一定の業界であれば、この辺りの作業はほぼ人の手を介さずにできるようになってきているでしょう。

そもそも、膨大な単純作業を単純に素早くこなす、というのが経理の仕事ですから、AIすら不要で、機械化・システム化を進めるだけで、かなりの手間が減ります。

 

そういうシステムの導入費用が高かったり、使い勝手が悪かったりした時代も終わり、今は低コストで導入・運用できるシステムも増えています。

在宅勤務が後押しした面もあったでしょう。

                                                                                                               つづく