たまのおいとま

めぐりあわせのおかげで海外でしばしおいとまいただくことになった会社員の冒険と発見と悟り

2022-03-11から1日間の記事一覧

本の話「鹿の王」⑦

「鹿の王」にはこうあります。 たしかに病は神に似た顔をしている。いつ罹るのかも、なぜ罹るのかもわからず、助からぬ者と助かる者の境目も定かではない、己の手を遠く離れたなにか―神々の掌に描かれた運命のように見える。…だからといって、あきらめ、悄然…