たまのおいとま

めぐりあわせのおかげで海外でしばしおいとまいただくことになった会社員の冒険と発見と悟り

中国語のすすめ ⑫

日本人的には、隣がうるさい→大家に言う、という方が無駄な争いを避けられて、良い流れに思い、全く違和感がなかったのですが、確かに、そうじゃない文化もあるでしょう。

逆に直接言わないことが不信感をあおる文化もあるかもしれません。

 

イスラエル人の方は、文脈によって1つの単語の意味が全然違うことが解せないと言っていました。

誤解を生むではないかというのです。

 

確かに反対の意味を兼ね備えたような単語だったので、それも一理あるなあと思いつつ、日本語を考えるとあってもおかしくはないと思いましたが、その子は納得できないようでした。

 

先生は驚いて、じゃあ、あなたの言語ではそういう単語ないの?と聞いていましたが、その人は少し考えて、うーん、ないなあと言っていて、もしかすると本当にない言語もあるかもしれません。

 

よく言われるローコンテクスト文化とハイコンテクスト文化の違いかもしれません。

共通の価値観を持っている人がずっといる地域ではなく、多くの文化圏の人が交易に集まるような場所であれば、1つの単語が全く別の意味を持つのは、みんな紛らわしいと思い、回避した言語を作り上げた可能性はあります。

 

また、別のアメリカ人の方は、教科書のこの一節に疑問を感じていました。

 

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                               つづく