たまのおいとま

めぐりあわせのおかげで海外でしばしおいとまいただくことになった会社員の冒険と発見と悟り

東京オリンピックの開会式を見ながら考えたこと ⑧

東京オリンピックの開会式は、総じて言うと、その期待値に反して国際的な評価が髙いとは言えなかったと個人的には思っているのですが、その大きな理由(と私が思っているの)は分かりにくさです。

 

例えば、途中で日本全国津々浦々のお祭りや行事の動画が流れるのですが、あれは正直海外の人が見たら意味不明なのではないかと思ってしまいました。

 

日本人が見れば、日本の国内の文化がバラエティに富んでいること、全然違って面白いこと(例えばお雑煮の味のように・・)を知っているので、こんな動画が流れれば、自然と日本全国の文化の豊かさを感じます。

 

でも、外国人からすれば、少なくとも自分の国とは違う、ということは分かっても、地域による違いはほとんど感じません。

なんかおみこし担いでいるのも同じだし、和風の家々を背景に人がワラワラ踊っているのも同じだし、くらいにしか見えないのではないかと思うのです。

今の動画何か意味あった?と思ってしまうというのは考えすぎでしょうか。

 

また、聖火台についても、個人的にはちょっと不満です。

あれを見て、お葬式、という感想があったらしいと聞きましたが、それはいまいちあのモチーフで伝えようとしたことが不明瞭だったからだと思います。

富士山なのか、日の出なのか?いずれにせよ、日本的、かもしれませんが、国際的に共有されたモチーフではありません。

 

もちろん、各国実況でこれにはこんな意味があって、、などと情報を補足してくれるのかもしれませんが、そんなことに頼っているようではダメなのです。

                               つづく